2002年5月5日(日) 午前中晴れ、暑くて堪らない。夕方より曇り、かなり冷え込む。
金週も明日で終りという日である。きっと道は混むことだろうから2時間前には出発しよう。そう思いながらも『アプロ君』に火を入れたのは9時17分。
松本時間じゃ!
やはり道は混んでいた。でも、まださほど遅れてはいない。なんとか松川の道の駅まで辿り着く。飲物と煙草を補給して……。やっぱり。ハイライトは自販機にない。諦めて先に進む。コンビニなら大丈夫だろう。
ハイライトはマイナーだ!
煙草は無事補給できた。大町市街をバイパスし、木崎湖トンネルを通過。八重桜が民家の庭に咲いている。いや、例年ならソメイヨシノや
お膚が荒れちゃうわ(;_;)
ジャスコ白馬店の駐車場にすべり込む。松っちゃんが既に到着して、運転席で本を読んでいるので声をかける。実はこの時、既にしぶちょも到着していたのだが気付かない。進入拠点を監視できる位置にいないからいかんのだ。長野出発組の丸山おとーさん、羽山とましーなさん、タカハシ姫が到着。買い物などをしているとしぶちょも合流。お昼ご飯の打ち合わせをしていると、名古屋出発のくぼまんが到着する。
しぶちょ、帽子のあごかけがババむさいぞ!
ゾロゾロ車を連ねても行動しにくいので2台に分乗する。まず食事に出かけることにする。腹が減っては戦はできぬ。とましーなさんが見つけたというネパール料理店へ行くことになっている。「インディーモモ」とかいう店らしい。しかし、遠くからでも見える壁のペイントは「インド料理」と書いてあるぞ。何なんだ。いや、ナンを食ったんだけど……。
敵の霍乱戦法か?!
店の前の看板は、「ネパール・インド料理」だった。どやどやと入り込む。人員は7名、カレーは7種類。全種類を1つずつとナン、その他を注文し適当に回すことにする。料理を待つ間、いきなり危ない話題で盛り上がり始める。まあ、SFさんだからねぇ。ナンはすごくうまい。タンドリーチキンはスパイスが衣を形成するくらいがうまいんだが、ちょっと物足りない。単品料理は全般的に辛さが足りないのが残念だ。カレーは辛さが選べるのだが、傾向が判っていなかったため弱気になって中辛にしてしまった。やはり、弱気になると待ち構えているのは敗北であった。
激辛にするべきだった……
岩岳地区は夏場BMXの大会を開いて賑わっている。しかしそれは昨年までの話であった。今年はその賑わいが全くない。温泉も休業している。ゴンドラリフトも動いていない。そこここにある飲料の自動販売機もすべて電源が落とされている。パラグライダー教室も、開店休業の状態のようだ。人が全然いない。
構造不況の波というんかなぁ
今年も会場としてお世話になるセブンロッジさんへ挨拶と簡単な打ち合わせにいく。ホールのテレビはVHFアンテナ接続に問題なし。ゲストの野尻さんが持って来て下さる予定の猫耳90式戦車の猫目システムの画像を受信することができる。しかし、なんか標的があった方がいいかな。何がいいだろうか。それと、広い空間があるから、モデルロケットの打ち上げとかできないもんかな。
テニスコートはちゃんとネットが張ってあるぞ
確認すべきことはオールグリーン。四方山話となる。スキーのシーズンオフに観光客を呼び込めない状況は厳しいものがあるみたいだ。オリンピックの経済効果って、意外と短い期間で終わってしまったんだねぇ。おとーさんはロリコンを毎月開くとか言い出すし……。ふと暖炉の前のテーブルに目をやると、ななちゃんの写真が。セブンロッジさんのアイドル犬。最初にロリコンをセブンロッジでやり始めた時からいて、スタッフや常連参加者にはお馴染みだったのだが、昨年秋、17年の生涯を終えたそうだ。老衰で、苦しまずに逝ったのが何よりでした。――合掌――
オイラも、3年前のこと(*)を思い出しちまったい
実はオイラも3年ほど前、19年間飼っていた犬が死んでしまった。やっぱり老衰で、最後はオイラの膝の上で眠るように逝きました。暫くは生き物を飼うつもりはないと思ったけど、いまだに何も飼っていない。
セブンロッジさんのとなりでボルゾイ犬(だったよな)のブリーダーをやっている家がある。ちょうど奥の斜面でお散歩中なので接近する。何ともホンワカした時間を過ごす。狼狩りの猟犬だったそうだがわりにおとなしい犬種らしい。まあ、どんな犬も、ちゃんと躾ないといかんけど。姫はけっこう馴染んでいた。幸せなんだそうである。
室内でも飼えるのかぁ……
『ノア』が動かないので、オプションツアーは八方の『アダム』にしようということになった。岩岳辺りに比べて人がたくさんいる。道がごちゃごちゃしているし、ゴンドラの駅辺りは、みんな駐車場が有料。ちょっと離れているところで500円、すぐ近くになると1000円だ。すぐ近くなんだけど、立地の問題とかあるんだね。しかし、飲料の自動販売機はみな里と同じ値段になっているのは時代の移り変わりなのだろう。高地では位置エネルギーを与えるための経費が値段に上乗せされているものだったのだが。とにかく乗車券を買う。料金は兎平までで往復1,600円、15名以上なら団体割引で1,440円になる。兎平より上には行きたい人だけが任意で行ってもらうことにする。その場合お得なトレッキングチケットなどもあるが、詳しくは八方尾根観光協会のサイトを参照のこと。
軽井沢同様、植民地化しているように思う……
いよいよ出発である。乗車時間はほぼ10分。岩岳よりも開けているので視界はよい。足下に雪解け水が集まって流れを作っている。勾配はかなりキツく高低差が大きい。名にし負う高速であると評価できる。
しかし、自動改札機があるのに手動でゲートを上げるんだよね ^^;
下から見上げて、わかってはいた。いや、春スキーの季節だもんな、当然予想はついていた。だけど実際に場違いな装備で行ってみると、行動をかなり制限されることがわかる。俺は素足にサンダル履きだった。多少足が濡れるのを我慢してレストハウスの裏側のデッキに移動する。冷たい。ゴンドラ駅の下はかなり雪が少なくなっているが、まだ充分に滑走可能だ。たくさんのスキーヤーが襲って来る。PHS用のカメラユニット(京セラのTreva)で撮ったものしかないが、写真のような状況である。不鮮明ではあるがわかるだろう。
▼まだ雪の残る兎平
某国の陰謀かもしれない……
このあたりにはいくつか温泉がある。なんか佇まいが似たようなのが気になるんだが。それ以外でも、昔からやっている外湯はあるから、お好みでいいであろう。とにかく、昼過ぎまでとても陽射しが強くて汗だくなのである。みんなしてゆっくり汗を流す。お風呂の用意はいつでもしているのが、信州SF界の常識なのだ。女湯はどうか知らないが、男湯は湯舟の向こうの窓の外で農作業をしているおっさんがいたりするわけだ。向こうは慣れているのか、意に介さずである。汗を流して、一休みして、本日は解散とあいなった。携帯電話が行方不明になったくぼまんは、はたして同番で新機体を購入できたのであろうか?
あ、「ばばんばばんばんばん・あ〜・びばのんのん」だった…(^_-)